先日、「ふらいんぐうぃっち」の聖地巡礼に、青森県の弘前市へ行ってきました。
「ふらいんぐうぃっち」は、石塚千尋先生原作のマンガで、弘前市を舞台にした、魔女修行中の女の子、木幡真琴の周りで起きるのんびりだけどちょっと不思議な日常を描いた作品です。コミックスは6巻まで発売中で、2016年にはアニメ化もされているので、もし興味のある方はぜひ見てみてくださいね。
で、わたしこの作品が好きなのですが、この間たまたま日曜日に青森市へ行く用事があり、当日は帰れないスケジュールで月曜日にお休みを取ることになったので、それじゃあ弘前行きたい!!ってことで、一日かけて弘前をまわることにしました。
そんな弘前への聖地巡礼が楽しかったので、ひさびさにブログ書いてみようーということで書いてみます。
(アニメやマンガのキャプ絵を貼った方が分かりやすいかなーと思いつつ、著作権的にはNGかなってことで、撮った写真のみをあげることにしますね。作品をご存知の方は脳内で補完してください!)
ちなみに、聖地巡礼の際はこちらのマップを利用させていただきました。
「ふらいんぐうぃっち」舞台まっぷ!
— スナフキン@HURTLOCKER (@kotaro_19661207) 2016年9月14日
既巻コミックス&連載中原作含め
登場する舞台をほぼ特定して網羅!
場所の掲載巻(ページ)&掲載話が
一目で分かります♪
(未特定有、情報求む!)#flyingwitch #ふらいんぐうぃっちhttps://t.co/cPDFNNPsbN
細かいポイントまで網羅されていて、Googleマップで見られるのでとっても使いやすく、おかげでたくさんの舞台を見ることができました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
ということで、旅程は月曜日の朝、青森駅からスタートです。
アニメでは、真琴はローカル電車に乗って弘前駅まで行っていたので同じようにしたかったのですが、あいにく時間の合う電車がなく(弘前まで行く電車は1時間に1本くらいでした)、特急つがるで弘前まで向かいました。
上の丸い案内板もアニメで見たやつだー!って既にテンション上がってました。
そしてなんかほうきを持ったかわいい子が映ってますね…?
この子が真琴。そしてこれは舞台めぐりアプリのAR機能を使って撮ったものです。
最初はこれで写真撮るぞー!ってなってたんですが、だんだんアプリを起動するのが面倒になって後半は普通に写真を撮ってたり…というのはおそらく記事に貼られる写真を見ていけば分かると思います。
駅の外に出て、真琴がバスに乗ったバスターミナルへ!
…雨降ってるんですけどー!?
この日は天気予報でも雨が降るとは言われておらず、このあとレンタサイクルを借りて聖地めぐりをしようと思っていたので、思わず頭抱えました。
でも一時的なものでしょーと切り替えて、弘前駅の観光案内所でレンタサイクルを借りて出発しました。実際、自転車をこぎだしてすぐに雨も止んだので事なきを得ました。レンタサイクルが大活躍だったので、もし雨降ってたら全然行動が変わってただろうなぁ…って思うと、晴れてくれて本当に良かったです。
1日をともにすることになるレンタサイクルがこちら。
電動アシスト付き自転車があったので、迷わずこちらを借りました。
これが大正解。けっこうな距離を走ることになって(一度バッテリー交換をしたほどでした)、坂道もあったりするので、楽々に走れる電動アシスト自転車は大活躍でした。電動は台数が少ないようですが、借りられるのならぜひおすすめです。
ちなみにレンタサイクルは弘前市内の5か所で借りられます。月曜日なのに街中でけっこうレンタサイクルで走っている方を多く見かけたので、観光の足として定着してるんだなーという感じ。
ちなみに、観光案内所ではチトナビ(聖地マップ)ももらうことができましたよー。
アニメの放送からは1年以上が経った作品だし、放送当時は観光協会でプッシュしてくれていても、もうふらいんぐうぃっちのことは忘れられてたりするのかも…と行く前には少し不安に思っていたのですが、こんな風にポスターもたくさん貼られていて、とっても嬉しかったです。
ということで弘前駅を出発!
まずは真琴が暮らす倉本家がある地区、下湯口をめざしつつ、その途中にある舞台をまわっていきました。
12話でローブを作る布を買いに真琴がお出かけした際に、ほうきで降り立った場所。自転車置き場はありませんでした。
その後、配達中のなおさんと会った橋。
そして布屋さん!(チトさんでかい…)
コミックスの4巻、22話で真琴がアキラさんに報告をしていた団地や
その後の23話で、真琴が変なポーズをしてるところを犬養さんに見つかった道路も。
改めて写真を見返すと、もっとちゃんとアニメのアングルや原作のコマに沿って写真撮れば良かったなーって思いますね。微妙に撮りたいところが映ってなかったり。
でもアニメやマンガを見返すと、ほんと一緒なんですよね。そんな作品の舞台になった場所が実際に目の前にあるって、やっぱりすごくテンション上がります。
自転車で風を切って走るのもすごく気持ちよくて、視界が広くて遠くに見える山々がきれいで、思わずなんでもない風景もカメラにおさめてみたり。
そんなこんなで下湯口に向けて自転車をこいでいると、見たことのある風景が…
アニメのオープニングで真琴がきょろきょろしてた場所!
この風景が目に入ってきて、あぁいよいよ作品の舞台に来たんだっていうわくわくが高まってきました。アニメで見慣れた光景が実際に目の前に広がってるのってすごい。
そして第1話で真琴がバスから降り立ったバス停!
バス停の横にトランクを持った真琴が立っているのが目に浮かぶ光景ですよね。
さらに進むと、アニメのOPや作中でも登場した神社、神明宮も!OPではここをみんなで歩いてましたよね。
千夏ちゃん大きくしすぎちゃったの図。
第3話でカラスを呼び寄せる魔法を練習してた境内も。
近くには、第5話でチトさんが犬と戦った?場所もあったり、
犬と追いかけられた真琴がよりかかっていた橋もすぐ近くでした。
そうそう、りんごの木もそこら中に生えてるんですよね。ちょうど実がなっていました。
近くには、第6話で魔術に使うおかしを真琴と千夏が買いに来たコンビニも。オタクなので同じものを買っちゃいました。魔法はかかっていないので笑い上戸にも泣き上戸にもならなかったです。
あとからアニメを見返したら、このコンビニも駐車場や倉庫の配置まで実物の通りでした。本当に実際の風景に忠実に描かれてるんだなぁって改めて感心。
下湯口地区からもう少し西に進むと、こんな場所もありました。
第5話で、犬に追いかけられた後も散歩を続ける真琴とチトさんが、休憩中になおさんと会った場所。
下湯口からは自転車で10分弱走った場所だったので、真琴とチトさんの散歩、すっごく遠くまで歩いてたんだなーって想像して楽しくなっちゃったり。
その近くには、9月8日に発売されたコミックス6巻の表紙になった場所もありました。訪問時にはまだ発売前だったのに、もう特定されててファンの方すごいです。
この表紙の杏子ちゃん、背中がセクシーでかわいい…。
ふらいんぐうぃっち6巻9月8日発売です。よろしくお願いします^^ pic.twitter.com/y5sdCTZljL
— 石塚千尋 (@ishiduka007) 2017年8月26日
戻りながら、他にもいくつか舞台をめぐりました。
2話で真琴と圭がばっけを取っていた場所や
11話でくじらを見に行った場所も。残念ながらこの日はくじらには会えませんでした。
そして帰り道の途中で、相馬アイスクリーム商店さんにお邪魔しました。
コミックス5巻、29話でアキラさんと真琴・千夏が会うお店です。
こちらで千夏が頼んでいた生乳ソフトクリームを頼んでいただいていると、お店の方(ご主人かな?)が「どこから来たの?」と話しかけてきてくれました。
「ふらいんぐうぃっちの舞台巡りで来たんですよー」と返すと、そうかいそうかいという感じでいろんなお話を聞かせていただきました!
マンガに載って以来、ふらいんぐうぃっち聖地巡礼の方が来るようになったんだよとか、石塚先生が取材に来たときは、まだかき氷が始まってなかった(暑い時期じゃなかった)んだよとか、でも石塚先生は何度もここのかき氷食べにきてるんだよ、とか。
嬉しくなっちゃって、じゃあかき氷もお願いします!って真琴の頼んでいたいちごミルクを頼むと、じゃあこれはサービスね!ってりんごまでいただいちゃいました。
自転車で走り疲れた体に、いちごミルクの甘さが染みてすっごくおいしかったです。
写真を見てわかる通り、器いっぱいに氷が盛られていて、アキラさんがこぼしながら食べていたのもうなづけます。というかわたしも少しこぼしました。もしかしたらあのシーンも、石塚先生の実体験から描かれたことなのかもしれませんね。
途中からは(おそらく)ご主人の奥さんも一緒にお話に加わってもらって、青森と弘前と五所川原のねぷた(ねぶた)の違いについて教えていただいたり、かき氷のこだわりについてお話を聞いたりと、いろんなお話をすることができました。
ご主人が少し津軽弁が強くて、たまに聞き取れなかったりするところも、パパさんの言葉を聞き取れない真琴の気持ちがわかるようでうれしかったです。
あと、「嶽きみって知ってる?」という話になって。
以前、真琴役の声優の篠田みなみさんが嶽きみを絶賛していて、とっても甘いとうもろこしということで是非食べたいなと思っていて、「あー、食べたいと思ってるんですよー」って言ったら、「じゃあ持ってく?」って奥の方へ向かうと、ゆでた嶽きみを1本まるっとくださったんです!
嶽きみは、岩木山のふもとにある嶽というところで取れる、きみ(このあたりではとうもろこしのことをきみと呼ぶそうです)のこと。ちょうど昨日とれたてのものを買いに行って、今朝茹でたばかりという新鮮な嶽きみを分けていただいちゃいました。もちろん店の売り物とかではなく、ご主人が個人的に買っていたもの。
思わぬところで嶽きみと出会えて、しかもいただけるなんて、恐縮しちゃうけど嬉しくて。半分に割ってその場で食べたんですが、今まで食べたことがないくらいシャキシャキしてて甘くて、本当においしかったです。篠田みなみさんが絶賛するのも納得の味。残りの半分も帰ってからおいしくいただきました。また食べたいなぁ…。
そんなこんなで、気づけば小一時間ほど長居しちゃいました。この後はどこに行くの?と聞かれて、りんご公園に行ってみようかなと思ってますと言ったら、「じゃあ近道教えてあげる」って、近道を教えてもらっちゃいました。実際、近道なうえに景色もすっごく良くて、マップを見ながらじゃ通らなかっただろう道を教えていただけました。
人の温かさに触れられた、とっても嬉しい訪問になりました。また弘前に行く機会があれば、絶対うかがいたいと思います!(冬場は営業していないようなので気を付けないと)
かなり長くなってしまったのでいったんここまで。残りは後編ということで後日書きますね。