はじめに
2020/09/03~13にかけて上演された、舞台「アサルトリリィ The Fateful Gift」の感想ブログです。
普段私は、イベントなどの感想はTwitterでつぶやいているのですが、今回はちゃんと残しておきたい感想がたくさんあって文字数制限のあるTwitterでは書きづらいと思ったのと、自分自身の中でちゃんと整理をするためにもブログという形でまとめてみることにしました。
この記事を読んでいただくにあたっての前提として、私自身のアサルトリリィとの関わりを簡単に書いておきますね。
- 岩田陽葵さんのファンです
- アサルトリリィはLoG舞台化の発表(2019年7月)で知り、その後小説2冊を読んでアサルトリリィの世界観が好きになりました
- ルド女舞台は真実の刃(2019年11~12月)を観劇し、その後DVDで約束の行方を見ました
感想ですが、まずキャラクターごとに関連するものを時系列は考えずに書いていこうかなと思います。その後で全体的なものを少し。全員分を一つの記事で書くので、ものすごく長文です。すみません。興味のあるところだけ読んでください。
どうしてもキャラクターによって、感想の濃淡が出てしまうかと思いますが、その点はどうぞご容赦ください。
※キャラクターの並び順は、ほぼ公式サイトの記載順です。
【一柳隊】
一柳梨璃(赤尾ひかるさん)
梨璃のすごいところって、想いの強さ、真っ直ぐさだと思うんです。
今作では「お姉さまの力になりたい」「強化リリィを救いたい」という二つの大きな想いが梨璃にあって、梨璃のその想いが周りを動かしている部分も大きいと思います。
そんな梨璃の強さ、真っ直ぐさを、赤尾さんが見事に演じられていました。その言葉に、表情にこもる想いは公演を重ねるごとにどんどん強くなっていって、観ているこちらもそんな梨璃に感情移入してしまいます。まさに周りの人の心を動かす主人公。
幸恵からのパスを受けたセリフでは、すべてのリリィから想いを託され、それを愛するお姉さまに託す気持ちを見せてくれますが、、あの時の梨璃の感情が胸に刺さって。夢結への愛と、リリィとしての自覚。その両方が梨璃の中で大きな柱になっていることがわかる、忘れられないシーンです。
鶴紗の話を聞いて、遠征を決めるシーンも梨璃の大好きなシーンです。強化リリィの過酷な実態を知り、その苦しみを自分のことのように受け止めて、救いたいと思う気持ち。その真っ直ぐさが周りにも伝わるからこそ、一柳隊は梨璃を中心にまとまっているんだと思います。
御前に魅了された夢結を救うシーン。「私の声を聞いてください!!」には、夢結に目を覚ましてほしい、わたしを見てほしいという想いが溢れていて、あの御前を怯ませるほどの力への説得力がありました。前作より夢結への想いはさらに強いものになっていて、梨璃がいる限り夢結にどんな困難が降りかかっても大丈夫、そう思わせてくれます。
そしてぴちゃん。今回も座長として、25人という大所帯を引っ張ってくれてありがとうございました。梨璃と同様にみんなを引き付ける魅力のあるぴちゃんだったからこそ、この舞台が大成功したのだと思います。これからも様々なメディアで展開していくアサルトリリィをどうか先頭で引っ張っていってください。そしてまた、舞台でもお会いできたら嬉しいです。
白井夢結(夏吉ゆうこさん)
今回も辛い役どころの夢結様。2年前のことがいかに夢結にとって大きな傷であるかがうかがえる鬼気迫った演技は、釘付けになってしまうものでした。
そんな夢結も、最初にルナティックトランサーが暴走した時も「みんな、どいて!」と言っているように全く周りが見えてないわけでは無いようで、きっと梨璃と一緒にいることが影響して少しずつ変わってきていることがうかがえました。冒頭で梨璃と一緒に戦っている時なんて、すごく嬉しそうな顔をしているんですよね。あの表情好きです。
二幕の作戦会議中、琴陽への問いかけ以外ほとんど話に加わることなく、いつの間にか話が決まっていたというような表情が印象的でした。あのシーンは梨璃がしっかりと自分の意志で作戦への参加を決めているのと対照的で、夢結がまだ御前から受けたショックから立ち直れていないことを感じました。ほんと作成会議のシーンって、一人一人がそれぞれの想いをもとに演じているから、セリフが無い場面も含めて一人一人の表情をずっと見たくなりますよね…。
フラフラになった梨璃を助けるシーンでは、頼もしい夢結が帰ってきた!と思ったのですが、その後また御前に魅了されてしまって。そんな状態で認識票を見つけ、梨璃に攻撃しようとする御前の攻撃を止めるまでの表情の変化に、夢結の心の中で何が起きているのか(エピローグで語られる、美鈴様の声が聞こえたというお話)が現れていて、毎回その表情からいろんな感情を受け取っていました。
クライマックスで梨璃がヒュージを倒した後、梨璃に「あなたは自慢のシルトよ」と言うシーン。途中から二人で手をつなぐようになりましたが、その時BGMでちょうど歌詞が『君の手を離さない』と歌われているんですよね。。あの演出、大好きです。ほんとにもう、美鈴様のことを思い悩むあまりに梨璃のことを忘れないでくださいねっ?
夢結といって忘れちゃいけないのは、梅との関係性。今回も、いたるところで二人の絆が感じられるシーンがありました。アイコンタクトだったり、セリフのやり取りだったり、二人での共闘だったり。前回の舞台以降、夏吉さん自身も梅との関係に大きな思い入れを持ってくださっていることを知り、そのうえで今回の舞台を見ると、二人の変わらない友情がいっぱい見られることが本当に嬉しく思います。
だから、大切を数えようの2番A~Bメロで二人が並んで座って楽しそうにしているところが!!大好きです!!!!
…うん、この文章量でいくと25人分全部書いたらすごいことになるので、もうちょっと抑えますね。
楓・J・ヌーベル(井澤美香子さん)
楓さんの好きなところは、優雅で流れるような戦い方。そして梨璃への想い。その両方が溢れているノインヴェルト戦術でのソロシーンは、まさに楓らしさが詰まっていて、好きなシーンです。
梨璃が落ち込む様子に(セクハラはありつつも)真剣に心配して悩みを聞こうとしたり、御前との戦いでも梨璃を守ったり、楓にとって梨璃という存在がとても大きなもので、だからこそあんなにボロボロになっても頑張れるのだと思いました。
一葉との2倍レジスタの後、一葉の言葉を受けた楓の言葉には、楓自身も強い正義感を持つリリィであることを改めて強く感じさせられて、グランギニョル社総帥の娘という立場でリリィとして戦う彼女はどんなものを抱えているんだろう、なんてことも想像してしまいました。
あと好きなのが、ミリアムがフェイズトランセンデンスを発動する前にちゃんと隣にいるところ。口では「毎回わたくしにもたれかからないでくださる?」なんて言ってるけど、ちゃんと仲間を信頼して支えている姿、楓さんのそういうところ好きです。
二川二水(西本りみさん)
今回もいろんな場面で用語や世界観の解説に大活躍の二水。二水のような目線のキャラクターがいることで、新しくアサルトリリィを観る方にもすっと物語に入ってもらえるようになる、重要な役割ですよね。
そんな二水も前作から成長しているのが分かって、パス回しも堂々とこなして、チャームの扱い方も前作よりしっかりしていました。二水も頑張ってることが分かって嬉しいです。
鷹の目、すごかったですね…!映像演出が前作から大幅にパワーアップしていて、西本さんの上空から見ているような目の使い方もあわさって、本当に上空から戦況を把握しているかのようでした。
あと印象に残っているのが、御前との戦いでみんなが倒されていって、残された二水が「わぁぁーーーー」と御前に向かっていくシーン。力量差は明らかで、もちろん簡単に倒されてしまうのですが、そんな強大な敵に、まだ初心者と言ってもいい二水が勇気を出して向かっていくところに、彼女の仲間に対する想いを感じました。
千秋楽の写真は本当に最高でした!ありがとうございました!!
安藤鶴紗(紡木吏佐さん)
今回のキーパーソンの一人、強化リリィの鶴紗。正直、ここまで感情をあらわにするタイプのキャラクターなのかと驚きました。出撃前、強化リリィの苦しみを語るシーン。彼女がこれまで抱えてきた孤独、苦悩が痛いほど伝わってきて、だからこそ梨璃をはじめとするみんなの心を動かしたのだと思います。
鶴紗にとって、自分を孤独から救ってくれた梨璃の存在は本当に大きなものだと感じます。フラフラな梨璃をみんなで助けに入るシーンでの、「梨璃は私が守る」という言葉の力強さ。そしてそんな梨璃が支える夢結を助けたいという気持ちは、一柳隊みんなが持つ大きな原動力、なんですよね。
ノインヴェルトでの、同じ境遇にある強化リリィへの叫び。もう自分と同じような苦しみを味わうリリィを増やしたくないという強い思い。「私たちはここにいていいんだ!」というセリフには、そんな苦しみを超えて一柳隊という居場所を手に入れた喜びと、すべての強化リリィに幸せになってほしいという願いを感じて、書いている今もちょっと泣きそうになるくらい胸に響きました。
細かいところでは、冒頭の一柳隊一年生の会話シーンで、前作では関わらないようにずっとそっぽを向いていた鶴紗が、今作では同じように隅に座りながらもしっかり話を聞いて、梨璃を励ますような言葉までかけていることにとっても嬉しくなってしまいました。
吉村・Thi・梅(岩田陽葵さん)
前作を経て、夢結に対する友情に加えて、梨璃への信頼や一柳隊を大切に思う気持ちが加わり、さらに頼もしくなった梅さま。
今回も上級生として、夢結の親友として、ヒーローのようなかっこいい姿をたくさん見せてくれました。縮地に入る前に足をパシっと叩いて、大きな歩幅で一気に駆けていく姿、かっこよすぎますよね…。
前作からの変化で言うと、いい意味で夢結だけにこだわらなくなったという点が印象的でした。夢結がルナティックトランサーを暴走させた時、梨璃に任せてそのためにヒュージを遠ざける姿には梨璃への大きな信頼を感じられます。
それはクライマックスでのセリフにも表れていて、今回梅が頑張れているのは「頑張っている梨璃の想いに応えるため」であり、「戦友である幸恵を助けるため」なんですよね。もちろん梅にとって、夢結はこれからも大切な親友。でも夢結のためだけでなく、いろんなもののために戦えるようになった梅は、更に強くなれたのだと思います。
OP曲の冒頭、「君を守ると」の部分で、梨璃を見ている夢結以外はみんな梨璃を見ていますが、梅の視線の先には梨璃と夢結が一直線上に並んでいて、わたしは梅が見ているのは夢結なのだと思っています。それだけ、梅にとって夢結が大切なことは変わらなくて、きっとこれからも夢結の隣で、夢結を守って戦ってくれるのだと思います。
郭神琳(星守紗凪さん)
今作、決して目立つシーンは多くなかった神琳ですが、星守さんの役者魂を感じて、個人的に注目して見ていたキャラクターの一人でした。
そんな神琳の好きなシーン!
- 梨璃を励ます雨嘉を見て、そんな雨嘉の成長を喜ぶ姿
- 暴走した強化リリィをヒュージとして倒さなければならないという話を聞いて、怒りに震える様子。きっと彼女は、陥落した地元を守るために必死で戦っていたリリィのことを思い浮かべているのだろうと感じました
- 流れるような動きからのまそちきブーメラン。公演を重ねるにつれ動きが洗練されていって、本当に投げているかのようでした
- まそちきブーメランは相当マギを消費する大技のようで、直後に膝をついて肩で息する苦しそうな姿を全力で演じてる様子。それでいて雨嘉の戦いをしっかり見ているのも好き
- 作戦会議で、ノインヴェルトを全員でやろうという話になった時に夢結を気遣ったり、一度参加しようと前に進み出るけど幸恵の話を聞いて思いなおして下がったり、百合亜の「何かあった時に動ける者が必要よ」という言葉にうなづいたり、とにかくキャラクターとしてその場に生きている姿
1回観ただけではきっと気づけなかった魅力をいっぱい見つけられて、だから演劇を生で観るのってこんなにも楽しいんだと思わせていただきました。
王雨嘉(遠野ひかるさん)
前作で自信と信頼できる仲間を得た雨嘉。今作ではとっても頼もしいリリィに成長していましたね。チャーム捌きもさらに洗練されて、チャイナっぽい足さばきがとっても綺麗でした。
雨嘉の印象的なシーンと言えば、なんといってもフィニッシュショットをためらう梨璃を見て、神琳の支えを得て天の秤目でターゲットを撃ち、梨璃へ「わたしたちがついてる!」と伝えるところ。前作で一柳隊最初のフィニッシュショットを任された雨嘉が、その時に感じたであろうみんなからの支えと信頼を、今度は神琳という仲間の支えを借りて梨璃に伝える…。アツすぎます。
梨璃を助けに入るシーンや、御前に立ち向かうシーンでは、雨嘉なりに自分ができることをやりたいという気持ちが伝わって、ノインヴェルトに参加していなくても気持ちはひとつなんだと思わせてくれました。気持ちはひとつ柳隊。
ミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウス(高橋花林さん)
ミリアムといえば癒し。前作以上にハードな展開の今回、ミリアムの存在がいいアクセントになっていました。本人が意図せずに、一柳隊のムードメーカーになっている感じが良いですよね。
「まだレアスキルに覚醒しておらぬと、本気で思っておるのか?」「うん」「はーー!」←ここ好きです
でもただのムードメーカーではなく、日常・コミカルなシーンとシリアスなシーンでの声色の使い分けはさすが。そのギャップも、ミリアムの魅力の一つだと思います。
フェイズトランセンデンス、撃ち切る時にCHARMをぶんって振る動作とか、撃った後に頑張って戦おうとするけどフラフラで全然当たらない様子とか、ひとつひとつの動きがしっかり絵になっていて、ミリアムも、高橋さんも、成長していることを感じました。
【私立ルドビコ女学院】
戸田・エウラリア・琴陽(田上真里奈さん)
GEHENAに通じる強化リリィであることが明らかになった琴陽。前作では「夢結を憎む敵役」という印象でしたが、今作では様々なことが起きて、彼女の対する印象が大きく変わりました。
印象的だったのが、作戦会議で梨璃が強化リリィの力になりたい、助けたいという話をしている時の琴陽の表情。彼女自身も強化リリィとして苦しみを抱えていて、もしかしたら梨璃がそんな苦しみから救ってくれるかもしれない、そんな想いさえ抱きはじめているかのような、今まで見たことのない表情でした。その後に夢結が出てきたときには、正面から夢結の表情を見るために移動して、夢結の気持ちを見極めようとしていました。「あなたはリリィなんかじゃない!」と全否定していた前作を考えると、大きな変化ですよね。
戦闘シーンも、今までの手合わせとは全く違う激しい戦い方。「ことぴ、つよっ」の言葉に違わない動きには、大きな説得力がありました。高速移動をあのような形で表現する演出にも驚かされました。ゼノンパラドキサってこんな強スキルだったんですね…
今まではGEHENAと御前の両方に通じており、今後は御前とともに動くとのことですが、夢結をめぐる関係がどのような結末を迎えるのか、とっても気になります。願わくば、琴陽にも鶴紗たちのような救い、幸せが訪れますように。
福山・ジャンヌ・幸恵(中村裕香里さん)
ルド女不動のエース。私はシュベスター編は未視聴なのですが、LoGから今回の間にルド女でいろんなことがあったことを踏まえて見ると、来夢と一緒にいることや、アイアンサイドのジャケットを着ていること、そしてルド女が危機に陥っていること、いろんなことの意味を感じられて、より今回の舞台を楽しめました。
何といっても、二幕冒頭の円環の御手がかっこよすぎますよね…。舞うように2本のCHARMを扱う姿、まさに自由で華麗な戦いです。
今作で1,2を争うほど好きなシーンが、幸恵が「梨璃!」と梨璃に魔法球を託すシーン。今まで「梨璃さん」と呼んでいた幸恵が梨璃を呼び捨てにするのは、ガーデンや学年の違いを超えて、梨璃を一人のリリィとして戦友と認め、想いと魔法球を託しているんですよね…。幸恵にそこまで思わせた梨璃の想いの強さを改めて実感します。
メタ的には、今までルド女でアサルトリリィを引っ張ってきた中村さんが、ルド女に関わってきた全ての方の想いを、これから梨璃としてアサルトリリィを引っ張っていく赤尾さんにつなぐシーンのようにも感じられて、二重の意味で胸に響きます。
今回は来夢というシュベスターがいることで、随所で来夢を気遣い、守る姿が見られたのも、ルド女でのストーリーを経ていることを含めて観ていてとっても嬉しかったです。
岸本・ルチア・来夢(宮瀬玲奈さん)
公演期間中の成長がものすごかった。それに尽きます。
初日を観た時は「かなり緊張してて初々しいけど、来夢だしこれはこれでアリかな」「内股での構え方はすごく来夢っぽいな」くらいに思っていました。
でも公演を重ねるごとに、セリフに想いが乗って、動きが力強くなって、『どんどん来夢になっていっている』感覚がしました。
藍からパスを受けてのセリフ。来夢に託されたものは、宮瀬さんに託されたものでもあって。「今わたしができる全部をここにぶつける!」には、来夢と宮瀬さんの全部が本当に乗っていました。
千秋楽、そのセリフの直後に宮瀬さんがよろけて、でもよろけながらも必死に走ってパスをつなぐ姿。もちろんよろけてしまったのは偶然だけど、そんなところも含めてあのシーンの来夢としては完璧すぎて、演劇の神様っているんだと思ったほどでした。
シュベスター編の再演で、来夢を宮瀬さんがまた演じてくれるのならとっても嬉しい、そう思います。
黒木・フランシスカ・百合亜(梅原サエリさん)
今作の大きなテーマ、強化リリィの一人である百合亜。
ルド女舞台でも感じた、仲間を守ることへの責任感は今作でも同じで、でも「自分を犠牲にしてでも」ではなく「自分も生きて、仲間も守る」という所が、ルド女での戦いを通して彼女が変わったところなのかも、と感じました。
百合亜と鶴紗はきっととても考え方が似ていて、自分が強化実験の苦しみを味わったからこそ、同じ苦しみを繰り返させないという思い。ノインヴェルトでの鶴紗の言葉を聞く百合亜には、そんな鶴紗への共感と、そのために自分のできることをやろうという決意を感じました。
琴陽が衝撃的な告白をした時に、周りが動揺する中「私たちは死なない」「あなたも殺させない」と言い放つ姿には、もちろん強化リリィとしてある程度の事情を知っているという背景もあるうえで、敵対しているかもしれない琴陽のことも、仲間として、強化リリィとして救いたいという想いを感じます。
あとね、、ふと胸元のおメダイ*1を触るシーンがあるんですよね…。百合亜と来夢がいるこの場に聖恋*2が居ないということは、おそらく聖恋も佳世と同様に重傷を負って戦線離脱しているはずで、そのことを思うと百合亜の心中を想像してうあーーってなりますよね…。
長谷川・ガブリエラ・つぐみ(長橋有沙さん)
ブレイブ使いさんことつぐみ。ロネスネスがネッスネスな中、「わたしっ…じゃない!」「わた・・わたし!」とあわあわしながらもしっかりと連携についていく姿は、普段同じように激しく戦う佳世に鍛えられているからこそだなぁと思いながら見ていました。あのシーンで楽しそうに戦っているつぐみ、好きです。
つぐみは今作中、胸元のおメダイを触るシーンが数多くありました。
公演前にルド女舞台のDVDを見返してたら、アイアンサイドに加入するかどうかで悩む佳世につぐみが「お姉さまのいない場所で戦う気はありません」って言ってたんですよね…。そんなつぐみが、佳世が戦線離脱した状態でも戦い続けていることに胸がしめつけられますし、「ルド女は、これ以上壊させません!」というセリフには、つぐみのルド女への想いの強さを感じました。
来夢との一年生コンビは癒し。来年のシュベスター編再演で、また佳世やルド女のみんなと戦う姿が見られること、楽しみにしています。
【御台場女学校高等科】
川村楪(あわつまいさん)
今回、楪の女がたくさん増えた楪。わたしもLoGから大ファンです。
前作より更にイケメン度の増したビジュアルと低い声、ロネスネスとバチバチにやりあいつつもお互いの力は認め合っている関係、二水の背中を再び押して、今度はしっかり名前も覚えているところ、梅とのかっこよすぎる共闘、そして何より、ガーデンを超えた仲間意識と、その仲間のために戦う決意。好きなところがありすぎます。
「川村楪!そのパス繋げなかったらぶっ飛ばしますわよ」「任せとけ」この関係性…!
「私がこのパスを繋ぐのは…!」「梅じゃなかったら取れなかったゾ!」「あんただから取れただろ?」いやもうこの戦友感、最高ですよね??
あと外せないのは、来夢に「あんた見てると親近感湧くんだけどな」と話しかけて、握手するシーン。もちろんこれはルド女舞台であわつさんが来夢を演じていたという小ネタなんだけど、しっかりあわつさんから宮瀬さんに来夢が引き継がれている感じがして、握手した来夢が本当に嬉しそうで、好きなシーンです。
そして、楪と幸恵の「信頼してるんだろ?」「当然、私のシュベスターだもん」という会話。ストーリー的にも、梨璃と夢結のように来夢と幸恵も強い信頼関係で結ばれていることを示す、すっごく良いシーンですが、演じている方を踏まえて見ると、今までの積み重ねがあってこのシーンがあるのだと感じて、さらに感動してしまいます。
御台場編の舞台では、また椛との掛け合いも見られますよね。セインツの宝石の活躍、楽しみです…!
船田初(西葉瑞希さん)
今回、殺陣にいちばん驚いたのが初。つぐみが「初様、あんなに必死に戦う人だったの?」と言うように、普段の物腰の柔らかさとはかけ離れた荒々しい戦い方。その理由が強化リリィを狙うGEHENAのやり口への怒りであることは、初と純もまた鶴紗や梨璃たちと同じ想いでこの敵に立ち向かっているということなんですよね。初が話していた、かつて二人もヒュージを引き寄せたというお話はこちら。
今回は燈という新たな要素が加わり、純と初にもいろんな変化があるのが楽しいです。純からのパスを燈に横取りされて拗ねる初、かわいい。
もちろん純に対する想い、信頼に変わりは無くて。好きなシーンが、一葉が純にヘルヴォルのことを説明している所で、初はずっと純を見ているんです。その表情が「純、あなたが信用するなら、わたしはあなたを信じるわ」という感じなんですよね…。セリフが無くても、表情や視線だけで登場人物の気持ちを表現したり、こうして推測できるのも舞台の魅力のひとつ。そのことが感じられて嬉しかったです。
ロネスネスがネッスネスな一幕での戦闘シーン、戦っている表情が純も初も燈も本当に楽しそうで、あぁなんか良いなぁと思いながら毎回見ていました。つぐみのところでも書きましたが、あの楽しそうに戦っている姿、好きです。
その前の「見せましょ、ロネスネスの力」は、前作の幸恵のセリフ「見せましょ、ルドビコ女学院の力」のオマージュですよね。そういうの大好きです!
船田純(石井陽菜さん)
純は本当に不器用で優しいリリィだなぁと思います。
増援に駆け付けた時の、初に「純がどうしても行きたいと言いますので」言われての慌て顔。
一柳隊が合流した時に見せた、頼もしい援軍が来たというような、信頼している表情。
ヘルヴォルの2年生組を見て、一緒に戦うリリィとして認めるところと、「姉さまとロネスネス以外にも多少は信用できるリリィがいるのかもしれないってことを!」というまわりくどい言い方で周りのリリィを認めるところ。
燈にうんざりしているような様子を見せながらも、パス回しの時などしっかり信頼しているのが見える様子。
どれもこれも、純の本質を表している場面で、さらに純のことが好きになりました。
一方で、琴陽に向けた許せないという言葉も当然で、誰よりもリリィとしての強さにこだわり、仲間を見捨ててはいけないという信念を持つ純にとって、仲間を裏切るような行動をしていた琴陽は到底許せるものではなかったのでしょう。あの場はヒュージへの対抗策に話が移ってうやむやになりましたが、梨璃の強化リリィを助けたいという話を聞いて、純に何らかの変化が生まれているのか、気になります。
初と純のダブルルナティックトランサーは、LoGを見た人なら誰もが見たいと思ったシーン!フラフラになりながらも、胸元のロネスネス部隊章であるリングネックレスに手をやり、お互いの放つマギを弾いて攻撃する姿。お互いがお互いのことを心底信頼しているからこそできる、船田姉妹にしかできない連携。もう最高にかっこよかった…!
司馬燈(富田麻帆さん)
ここだけ並び順を公式サイトから変えました。今作のジョーカー的な存在、燈。富田麻帆さんがハマり役すぎて、もう麻帆さん以外考えられないです。
強化リリィの中でも御前とのつながりを持つ特殊な立ち位置で、琴陽のことも前から知っている燈。そのことを踏まえて観ると、琴陽の登場シーンや、藍と来夢の共闘、琴陽が3体目のヒュージを前にGEHENAのことを口走るシーンなど、様々なシーンで燈の表情からいろんなものを読み取ることができて、楽しいです。
そして何といっても、怪演とも言うべき個性的なキャラクターを演じ切る麻帆さんの演技力。初日はある程度おとなしかったと思いますが、二日目で一気にキャラを振り切って、燈が生き生きと動き出す様子はさすがの一言でした。「もっと痛みをちょうだい」→「倍にして返して差し上げるわ」の動きと表情、もう最高です。
燈がGEHENAを抜け出したのが中等部に上がるころなので3年前、甲州撤退戦は2年前なので、燈と御前・琴陽はどうやって出会ったんだろうとか、頭についてるのは何?とか、二幕で燈と御前はどうやって話してたの?(たぶん御前は現地にいない)とか、まだまだ謎が多すぎますね。御台場の舞台や、一柳隊の今後の舞台(あってほしい!)で、そのあたりの謎も開かされていくことを期待しています。
【相模女子高等学館】
石川葵(広沢麻衣さん)
「いっくよー!ファンタズムっ!」大好きです。
前作に続き、相模女子から単独で遠征してきている葵。そんな葵のノインヴェルトでのセリフが前作も今作もものすごく胸に刺さって、大好きなんです。
ルド女に対する想いのセリフは、広沢さんもブログに書いてくれていましたが、葵自身が中等部時代にルド女にいたのと同時に、広沢さんもルド女の舞台に出演されていて、葵と広沢さんの2人分の想いが詰まっているんですよね。
広沢さんのセリフに、その想いがいっぱい乗っているのを感じて、わたしも毎回泣きそうになっていました。
その後の「ガーデンやレギオンの垣根を超えて繋がっていく、ここにはリリィの可能性があると私は思う」というセリフ、相模女子から一人で参加して、いろんなガーデンのリリィと信頼で繋がっている葵だからこその言葉。そして、普段の職業の違いを超えて同じ舞台を作るために集まるキャストにも重なる言葉で、二重の意味でアサルトリリィの魅力なのだと思いました。
いつか、葵が同じガーデンの仲間と戦う姿も見られたら嬉しいです!
【エレンスゲ女学園/ヘルヴォル】
相澤一葉(藤井彩加さん)
みんな大好きヘルヴォルの隊長。わたしも大好きです。
梨璃と同じ1年生隊長。前作のセリフにあった「エレンスゲのリリィは、無駄に死んだりしない!」の意図が分かる、エレンスゲを変えたいという想いと、そのために集めたメンバーとの絆を見せられて、、そんなんヘルヴォル好きになるに決まってるじゃないですかー!
一柳隊が梨璃を中心にまとまっているのと同じように、ヘルヴォルも一葉がまとめているというより、一葉を中心にまとまっているんですよね。メンバー紹介後、一葉が純に「エレンスゲを変えるために信頼できるメンバーを集めた」と話している時の、メンバーの一葉を信頼している表情。良いですよね…。
そして、エレンスゲを変えたいという想い。ノインヴェルトでのセリフに象徴されるような正義感、リリィへの愛が、一葉の根っこにあるものなのだと知りました。そんな隊長のまとめるレギオンだから、「家族」と言われるような温かいものになるんですね。
細かいところで一葉の好きなシーン。
- ノインヴェルト開始時の「誰一人傷つくことなく」、一葉のリリィへの想いがこもった言葉
- 6回転斬り。前作の5回転から増えた!
- レジスタをする時の左手の角度(かっこいい)
- 「ヒュージいっぱいたおせるんだよね?」「そうだよ」←ここ
あと特筆すべきは、一葉を演じる藤井さんのヘルヴォル愛。ご自身の演じるキャラやヘルヴォルのメンバーについて、Twitterでプロフィールや魅力を語る様子は、きっとわたしのヘルヴォル好きにも大きな影響を与えてくれたと思います。
演じている方が、作品やキャラクターへの愛を語ってくれるのってとっても嬉しいですよね。。藤井さんに限らず、アサルトリリィは皆さん作品愛にあふれていて、その点もとっても素敵だと感じています。
佐々木藍(夏目愛海さん)
夏目さんすごい。それに尽きます。
何がすごいって、藍がどんなキャラクターか、もう舞台を見た方なら完全に理解しましたよね。かわいさも、戦闘好きなところも、人懐っこさも、ヘルヴォルのみんなが大好きなところも。それらを表現する夏目さんの演技がものすごくて、完全に藍でした。
セリフがある時はもちろんなんですが、セリフが無い時も常に藍として動くオフ芝居こそ、藍の真骨頂だったと思います。印象に残っているものだけでもこんなに。
- 琴陽との初対面で、おそらく琴陽が強化リリィであること(少なくとも何か普通と違うこと)に気付いている
- 自分のことについてみんなが深刻な話をしている時に、当の本人はヘルヴォルのメンバーとじゃれてる
- 二水が鼻血を出したのを見て喜ぶ(2回)
- 幸恵の円環の御手を真似する→幸恵の放った衝撃波で地面が割れたのを驚いて見る
- 「全員でノインヴェルト戦術をする」という話になって、人数を数え始める
- 梅の「心の状態だぞ!」に同じくルナティックトランサー使いである自分自身のことを考えている様子
そして何より好きなのが、作戦会議の終盤で梨璃と夢結のやり取りを見て、藍から促してヘルヴォル5人が手をつなぐシーン。その後のノインヴェルトでの「むずかしいことはよくわかんないけど、一葉と、ヘルヴォルのみんなと、ずっといっしょにいたいもん!!」と合わせて、藍が、そしてヘルヴォル5人がお互いを大切に思う気持ちが伝わってきて、大好きなシーンです。
難しいことはよくわからないと言っていますが、梨璃の強化リリィを助けたいという言葉に嬉しそうな顔をしたり、おなじ強化リリィである琴陽を気遣ったり、彼女自身にも強化リリィに対する思いはありそう。今後、ラスバレや次回の舞台でそのあたりがより深く描かれることが楽しみです。
飯島恋花(石飛恵里花さん)
自己紹介した後、一葉の言葉を受けて「こういう感じって…」と言うシーン、最初はむくれたような感じのセリフでしたが、途中から『もー、一葉ってばー』的なニュアンスに変わったの、すごく良かったです。
そんな「こういう感じ」な恋花ですが、ノインヴェルトの時のセリフには、彼女の抱えるもの、リリィとして戦う想いを見せてもらいました。エレンスゲの2年生はきっとこれまで多くの悲しい現場に居合わせていて、そのことで戦えなくなってしまって。でもきっと一葉の想いに共感して、縛られるのはやめてもう一度戦うことを決めた恋花。その後の「ヘルヴォルなめんなー!!」には、仲間と一緒に現状を変えていきたいという気持ちが込められているのだと感じました。
一葉を上級生として支えているような場面も見られて、飄々としながらもしっかりした面を持つ恋花、ラスバレで更に深く知ることができるのが楽しみです。
ラスバレといえば気になっているのが、一葉から「ヘルヴォルがエレンスゲを変えるレギオンだってこと、見せましょう!」と言われた時に、「一葉に言われちゃ、やるっきゃないねー」というセリフとともに、二人で小指を掲げあうシーン。二人の間の信頼が感じられて好きなシーンなんですが、これ間違いなくラスバレで恋花がヘルヴォルに加入した時に二人で交わした約束ですよね!リリースされてそのエピソードまで来た時に「これかー!!」って言えるのを楽しみにしています。
初鹿野瑤(三村遙佳さん)
初日に観た時「えっと、、三村遙佳さん、、なんだよね?」と思ったほど、普段のご本人のニコニコしたイメージとは違う、クールな瑤。こうして普段と全く違うキャラクターを演じる姿を見られるのも、舞台の楽しさの一つですよね。
瑤を見て殺陣がすごく綺麗だなぁと思っていたんですが、その後三村さんがものすごく努力家で、ものすごく稽古してあの動きができるようになったことを知り、更に殺陣を見るのが楽しみになりました。チャームを上に刺す→斬りつける→その反動で上まで振り上げる、の動きが特に好きです。
口数が少ない瑤ですが、そんな瑤の印象に残っているシーンが、作戦会議中に眠くなってしまった藍をなでているところ。藍のことを大切に思っていることがわかるシーンで、大好きです。
瑤の戦う理由は、「ヘルヴォルのみんなと出会って、仲間のために戦うと決めた」。それまで自分の命も省みずに戦ってきた瑤が、どうしてそう思えるようになったのか…。あーもー本当にラスバレ早くやりたい。
芹沢千香瑠(野中深愛さん)
みんなのお姉さん的な存在の千香瑠。話し方や所作から、おっとりとして優しい雰囲気が伝わってきて、これも相当研究したんだろうなって感じました。
印象的なのが、瑤と藍が戦っている時に後ろから3人で見守っている時の姿。藍が安定して戦っていることに嬉しそうで、温かく見守る姿はまさに千香瑠のキャラクターをあらわしていると思います。レアスキルが防御強化のヘリオスフィアというのも納得ですよね。
そんな千香瑠の過去。親友を失って戦えなくなったことを話す声には悲しみや後悔が感じられて。でもその後に、前を向いて戦いますと話す姿はとっても凛々しくて、優しさだけでなく心の強さを持ったキャラクターなんだということを実感しました。
琴陽との手合わせのシーン、すこし前作LoGの叶星に似たものを感じて、一葉はこういう上品なお姉さんに弱いのかな、なんてことも想像してました。笑
2年生組3人が、それぞれ抱えた過去を乗り越えて一葉の想いのもとに集い、(おそらく一葉はすべて事情を知ったうえで藍を助けるために仲間にしたという推測のもとで)末っ子の藍をみんなで見守りつつ、エレンスゲを変えるために戦う。ヘルヴォル、良いですよね…!
【???】
「御前」(佃井皆美さん)
まずはなんといってもアクション!佃井さんのアクションを観るのは初めてではないのですが、本当にきれいで、強くて、すごかった…!
回し蹴りってそんなに綺麗にできるの!?とか、チャームを切り結ぶスピードが尋常じゃない!とか、一つ一つの動きが洗練されていて、もう目が釘付けでした。一柳隊が総がかりでもかなわない強さ、その強さにこれ以上ない説得力を持たせてくれる動きでした。
全てが謎めいた御前ですが、夢結に対する執着の強さがいたるところで見えて、燈に「ずっと一人は寂しいものねぇ」と言われて動揺したような表情を見せるところからも、感情で動いていないと言いつつも、夢結への感情の大きさを感じます。
いったい御前が何者なのか。もちろん順当に考えたら、美鈴が死の直前にGEHENAに強化実験をされ、今は何らかの理由でGEHENAとは敵対している…ということなのでしょうか、セリフで「川添美鈴」「白井夢結」と言っているように、おそらく中身は100%美鈴ではないのかな、と思います。
今回は、一柳隊の次回公演については何も発表がありませんでしたが、ほんといつかこの続きを観せてくださいね…!
全体的な感想
まずは何よりも、15公演を無事に駆け抜けられたこと、心から嬉しいです。スタッフの皆様、キャストの皆さん、そして観客の皆さん、関わっている全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
本当に開催できるのかという状況から、会場の規模拡大&公演数増加という攻めの手を打って実現できた公演。稽古場や楽屋の消毒、会場の感染対策など、スタッフさんが多くの努力をしてくださったからこそ、こうして無事千秋楽を迎えられたのだと感じています。
わたし自身、生のエンタメを体験するのは自粛期間後はじめてで、そういった意味でのドキドキもありました。そして、、やっぱり生の演劇が持つ力のすごさと、生の演劇を観ることが大好きだということを改めて実感しました。
毎回違う舞台。日に日に熱量が上がり、芝居が進化し、自身の解釈も深まっていろんな楽しみ方ができて、心が震えるほどの衝撃と感動を感じられる舞台が、わたしは大好きです。
これからライブエンタメが、演劇がどうなっていくのかまだ不透明な状況ですが、だからこそこうしてアサルトリリィが15公演無事に演じ切ることができたことは、大きな一歩になると信じています。
アサルトリリィTFG全体の感想としては、前回より広くなったステージ、充実した音響や映像という舞台装置を得て、前回公演より大幅にパワーアップした舞台だったと思います。ステージ上をダイナミックに使う殺陣に、プロジェクションマッピングやBGM、SEと完全にタイミングの合った動き。前回には無かったものをたくさん見せてもらいました。
わたしが思うアサルトリリィの最大の魅力は、一人一人のキャラクターがそれぞれの戦う理由を胸に必死に戦い、互いにぶつかったり、困難に襲われながらもリリィ同士の絆を繋ぎ、想いを一つにして強大な壁に立ち向かう所だと思っています。ノインヴェルト戦術がそれを形にしてくれていて、それぞれのリリィの想いを、さらにはキャストさんんの想いを繋いだ魔法球は、公演を重ねるたびに重くなっているのが分かります。
そんなパスを15公演繋ぎ切ることができたこと、それを私自身も観ることができたこと、大きな贈り物をもらった気持ちです。
ルド女 シュベスター編の再演と、御台場女学校編の上演決定も、とっても嬉しいお知らせでした。どちらもまったく想像していなかったことで、更にアサルトリリィの世界が広がっていくこと、いろんな舞台を観ることができること、本当に嬉しいです。今から、来年の公演が楽しみです。
アニメ放送やアプリのリリースも待っていて、どんどん盛り上がっていくアサルトリリィ。これからもファンとして、一緒にアサルトリリィの世界を楽しんでいければ良いなと思います。
本当にありがとうございました。